一般的にレターパックと聞くと、書類送付のイメージが強いかもしれませんね。
実際、私も業務で頻繁にレターパックの低コストや追跡サービスのメリットを享受しています。
そんな中、レターパックでお菓子を送ることは可能なのか、と疑問に思う方も少なくないでしょう。
実は、お菓子の配送もレターパックで行うことができるのです!
重量やサイズには制限がありますが、それを守ればスムーズに送ることが可能です。
レターパックには、直接手渡しの「レターパックプラス」とポスト投函の「レターパックライト」の2つのオプションがあり、送るお菓子の種類や配送方法に応じて選択できます。
この記事では、レターパックを活用したお菓子の送り方や注意点についてご紹介しています。
大切な方へのギフトをレターパックで安全に、そして気軽に送りましょう!
レターパックでお菓子を送る際のポイント:常温保存・割れにくさがカギ!
レターパックを使ってお菓子を送ることが可能です!
レターパックについてまだ詳しくない方は、ぜひ詳しい説明をご覧になってみてください。
レターパックで送るお菓子の選び方
レターパックでお菓子を送る際には、いくつか考慮すべき点があります。
選ぶお菓子の基準として以下の5つのポイントに注意してください。
・常温での保存が可能なもの
・破損しにくいもの
・賞味期限が長めのもの
・季節に合ったもの
・手作りではないもの
例えば、パウンドケーキやクッキーのような焼き菓子、おせんべいなどを送るときは、潰れや破損を避けるために、単なる袋包装ではなく、箱を選んで適切にラッピングすることがおすすめです。
ただし、箱を選ぶ際も、十分に強度のあるものを選ばないと、送ったお菓子が潰れてしまう恐れがあるので、注意が必要です。
お菓子を送る際の不在時対策
お菓子を送るとき、特に常温保存が可能なチョコレートのようなものでも、受取人が不在の時の対処法は重要です。
レターパックプラスを使った場合、通常は受取人が直接受け取りますが、不在の場合は郵便局で保管されます。
この時、保管場所が高温になると、お菓子が溶ける可能性があります。
レターパックライトを使用すると、お菓子はポストに投函されますが、夏場など高温時には溶ける危険があります。
そのため、特にチョコレートを送る際は、冬に送るか、受取人に事前に通知し、受け取り準備をしてもらうことが望ましいです。
手作りお菓子の場合、防腐剤が含まれていないためすぐに傷む可能性があるため、レターパックでの送付は避けた方が良いでしょう。
その代わりに、郵便局の「チルドゆうパック」やヤマト運輸の「クール宅急便」の利用がおすすめです。
チルドゆうパックとは、荷物を冷蔵状態で輸送する郵便局のサービスで、輸送中一定の温度を維持します。
クール宅急便は、ヤマト運輸が提供する冷蔵や冷凍状態での配送サービスです。
溶けにくく保存性の高いお菓子なら、レターパックでの送付が適しています。
レターパックプラスとレターパックライトの違いを解説
レターパックについての説明です。
レターパックとは、A4サイズ、最大4kgまでの物を全国一律の料金で送れる便利な郵便サービスです。
それでは、レターパックプラスとレターパックライトの違いについて見ていきましょう。
レターパックプラスとレターパックライトでは、以下の点で共通しています!
- 配送状態を追跡できる
- 料金は全国どこでも同じ
- 封筒のサイズが一緒
レターパックプラス
レターパックプラスは赤いパッケージで、受け取りは直接手渡しになります。
・料金:520円
・封筒のサイズ:幅340mm×高さ248mm(A4サイズに相当)
・重さの上限:4kg
・受け取り方:直接手渡し、受け取りの際に署名または捺印が必要
レターパックライト
レターパックライトは青いパッケージで、受け取りは郵便受けへの投函になります。
・料金:370円
・封筒のサイズ:幅340mm×高さ248mm(A4サイズに相当)
・最大厚さ:3cm
・重さの上限:4kg
・受け取り方:受取人の郵便受けへ直接投函
レターパックプラスとレターパックライトの主な違いは、料金、配送方法、そして送れる物品の最大の厚さにあります。
レターパックの購入場所は?
レターパックの購入場所ついて詳しく見ていきましょう。
郵便局での購入
一番一般的な購入方法は、直接郵便局へ行き、カウンターでレターパックを手に入れ、その場で配送手続きをすることです。
郵便局内には梱包するスペースが設けられており、分からないことがあればスタッフに質問できます。
【営業時間】平日は9時から17時までが基本ですが、場所によっては週末も営業している郵便局もあります。
コンビニでの購入
時間がなくて郵便局に行けない時は、近くのコンビニが便利です。
取り扱っているコンビニは、ローソン、ミニストップ、デイリーヤマザキ、サークルKサンクス、セブンイレブン(一部店舗のみ)、ファミリーマート(一部店舗のみ)です。
実際、レターパックを求めてセブンイレブンに行ったものの、取り扱いがなく、結果的にローソンで購入した経験があります。
調べた結果、ローソンが取り扱いの確率が高いです。
購入後の発送は、コンビニ内か敷地内にあるポストに投函するだけで完了します。
ただし、荷物が厚い場合は郵便局を利用する必要があります。
レターパックの支払いにクレジットカードが使えないため、現金が必要です。
郵便局のオンラインショップ
郵便局のオンラインショップで購入する方法もありますが、あまり知られていないかもしれません。
こちらでは、通常20枚単位での販売がされており、頻繁にレターパックを使用する方に適しています。
オンラインでの購入の際は、商品の料金に加えて送料がかかることを念頭に置いてください。
レターパックを使った配送方法について
レターパックライトは、最大3cmの厚さまで対応しており、これにより簡単に郵便ポストに入れて送ることができます。
一方、レターパックプラスは厚さの制限がないため、サイズが大きくポストに入らないことがあります。
そのため、忙しい人は郵便局で直接手続きをするか、オンラインで集荷サービスを利用することをおすすめします。
コンビニでは、このような大きいサイズの郵便物の集荷サービスは行っていない点に注意してください。
郵便局のオンライン集荷サービスでは、インターネット上で荷物の集荷を依頼でき、週末も含めた高い利便性を享受できます。
配送前のチェックポイント
レターパックを使って送る際には、特に注意が必要なポイントがあります。
重要なのは、配送追跡用の番号が記載されたシールを剥がすことです。
この番号により、配送状況を追跡でき、発送から配達完了まで確認することが可能です。
追跡番号は、封筒に白い線で示された箇所にあり、このシールがなければ荷物を追跡することはできません。
個人的なアドバイスとしては、シールを紛失するリスクを避けるために、そのシールの写真を撮っておくことを推奨します。
この方法であれば、シールを失くしても、撮った写真から追跡番号を確認できます。
レターパックでお菓子を送る際の品名の書き方
レターパックでお菓子を送る時、品名欄にどのように記入すれば良いか迷う方は少なくないでしょう。
品名欄には、簡潔に「食品」や「お菓子」と書き入れるだけで問題ありません。
品名を正確に記入することの重要性
品名を正しく記入しないと、お菓子が無事に届かないリスクがあります。
どのようなトラブルが考えられるでしょうか?
例えば、誰かへのお祝いに焼き菓子を送る際、品名を「プレゼント」や「ギフト」とするべきではありません。
焼き菓子とおせんべいを含む複数のお菓子を送る場合も、「菓子類」と一括して書くのは避けた方が良いでしょう。
同様に、品名を書かないのも推奨されません。
これらのケースで共通する問題は、品名から具体的な内容物を特定できないことです。
「プレゼント」や「ギフト」といった表現では、中身がお菓子か別のものかわかりません。
「〇〇類」という曖昧な表現も、何が含まれているのかを明確にしないため、避けるべきです。
内容物が明確でないと、輸送方法が変更されてしまい、振替輸送になる可能性があるだけでなく、郵便局員が内容物について質問した際に答えられなければ、配送を拒否されることがあります。
振替輸送とは、本来なら航空輸送で運ばれる予定の荷物が、陸上や海上輸送に変更されることを指します。
例として、沖縄から北海道への配送が挙げられます。
通常、このルートでは航空輸送が選ばれますが、荷物の安全性に問題がある場合には、陸上や海上輸送に切り替えられることがあります。
航空輸送に不向きなレターパックの条件には、以下のようなものがあります。
- 品名の記載がない場合
- 内容物が具体的に明記されていない場合
- 品名から内容物の安全性が判断できない場合
- 危険物を含む場合
これらの条件に該当する荷物は、適切に扱われずにトラブルの原因となることがあります。
配送の遅延はもちろん、郵便事業者に迷惑をかけることにもなりかねません。
荷物を迅速かつ確実に届けるためには、品名を正確に記載することが必須です。
不明な点があれば、郵便局の職員に相談することを推奨します。
具体的には、「キャラメル」や「ドライフルーツ」のように、商品名をはっきりと記入すると良いでしょう。
レターパックで送れない物の一覧
レターパックを使用して送付できないアイテムについて詳しく説明します。
レターパックで送れないアイテムは以下になります!
- 現金や宝石などの貴重品
- 爆発物や毒物といった危険物
- ガラス製品や陶磁器のような割れ物
- 生鮮食品や生物
- 代替が難しい芸術作品や希少アイテム
お菓子の送付を検討されている読者の皆様には、今回の情報が主に役立つと思いますが、将来的にお菓子以外のアイテムを送る機会があるかもしれません。
その時は、ここで紹介したリストを参考にしてくださいね。
レターパックで送るべきお菓子のアイデア
レターパックプラスには厚みの制限がない一方で、レターパックライトを利用する場合は3cmの厚さ制限があるため、選ぶお菓子は薄型である必要があります。
ここでは、その条件に合うお菓子をいくつかご紹介します。
レターパックでお菓子を送るコツ
【レターパックプラスでのお菓子選び】
レターパックプラスを使えば、厚さ制限がないのでほとんどのお菓子を送れます。
特に缶詰のお菓子は、送りやすさでおすすめです。
参考サイズ:高さ6.5cm、幅22cm、奥行き14cm
レターパックプラスは工夫次第で箱形に変えることができます。
【レターパックライトでのお菓子送り】
レターパックライトは厚さ3cmまでという制限があるため、お菓子を箱に入れて送る場合、サイズを厳しく守る必要があります。
箱を使わずに焼き菓子などを送る場合は特に注意が必要ですが、潰れにくいお菓子を選ぶことで問題を避けることができます。
推奨するのはキャラメルなどのお菓子です。
参考サイズ:高さ2cm、幅5cm、奥行き20cm
このサイズなら、重さも約50gで、配送に適しています。
高級キャラメルは、ちょっとしたプレゼントにぴったりです。
また、平らなタイプのお菓子はエアキャップで包んでも3cmの制限を守れるでしょう。
それでも、贈り物は慎重に扱いたいもの。潰れる心配を避けるためにも、レターパックプラスの利用をお勧めします。
レターパックでお菓子を送る際のまとめ
- レターパックはお菓子の送付に利用可能です。
- 最適なお菓子は、潰れることなく常温で保存可能で、かつ長持ちするタイプのものです。
- 品名欄には「食品」や「お菓子」と具体的に記入しましょう。
- レターパックプラスを使えば、受取人と直接手渡しできます。
- レターパックライトは、受取人のポストへ直接届けられます。
- 贈り物を送る場合は、より確実な受け取りを期待できるレターパックプラスの利用をお勧めします。
レターパックを活用してお菓子を送ることができるということがわかりました。
この便利な方法を使って、気軽に愛情を込めたプレゼントを送り、大切な人に喜びを届けましょう。