これからお子様が入園や入学を控えていて入園・入学準備を進めている中で、コップ入れが必要な場合、厚みがある分マチをつける必要があったりと難しそうなイメージを持っている方は、少なくないのではないでしょうか。
でも実は、マチを付ける工程は思っているよりも簡単です!
今回は、マチあり・裏地なしのコップ入れ巾着袋の作り方を型紙作りからご紹介します。
なんとなく難しそうで気が進まない方も、この機会に手作りの入園・入学グッズに挑戦してみませんか。
コップ入れ巾着袋(裏地なし・マチあり)を作るのに必要な材料!
- お好みの生地 20×55cm
生地の種類は、オックス生地以上の厚みがある生地がお勧めです! - 紐…最低80cmでお好みの長さを準備してください。
コップ入れ巾着袋の型紙はA4サイズのコピー用紙で簡単に作れる!
写真を参考に、コピー用紙などお手持ちの用紙に、縦25cm×横16cmの長方形を描き、切り出してください。
短辺のどちらかには、裁断時の印のため「わ」の記入をしておきます。
これで型紙は完成です!
参考
★「わ」とは…?
生地を裁断する際に、生地を半分に折った状態にして折り目に「わ」の部分を合わせて切り出すことを指します。
わの状態で裁断した場合、裁断後広げると、上下または左右に対象な形になります。
「わさ」と表現されることもあり、洋裁ではよく出てくる言葉なので覚えておくと便利です!
チェック
★保育園・幼稚園・小学校でのサイズ指定などがある場合のサイズ変更アレンジの方法は、後半に記載しています!
コップ袋(裏地なし・マチあり)の簡単な作り方をご紹介!
①生地に型紙を写し、裁断する。
生地を縦長に半分に折り、折り目部分に型紙の「わ」の辺を合わせて残りの3辺を記入します。
折り畳んだまま裁断しますが、このときに「わ」の辺は折ったまま裁断しないように注意してください!
裁断後、「わ」の折り目を広げると写真のような形になります。
②生地の長辺2カ所を端処理する。
写真では、ロックミシンで処理して いますが、家庭用ミシンのジグザグ縫いで十分です!
布のほつれが心配な場合には、 ジグザグ縫いの縫い目の長さを細かく設定して処理してください。
③裁断した生地の表側が向き合う状態(中表)に半分に折り、更に折り目側を5cm折り返す。
参考
★中表とは?
布の柄を内側に、柄同士が向き合うように布を重ねることです。
洋裁ではよく出てくる言葉ですので、覚えておくと便利です!
④開き口を残し、両端を直線で縫う。
②で折り返した「わ」とは反対側の上端から8cmまでは 袋の口部分となるため、 縫わずに残します。
⑤縫い代を割る。
袋の底側の方は厚みがあるので、しっかりと折らなくても、 軽くアイロンで抑える程度で問題ありません。
★袋の口部分、直線縫いをしなかった部分は、縫い代からまっすぐ1cmでしっかりとアイロンで折り目をつけましょう!
⑥開き口部分をコの字のような形になるようミシンをかけ、縫い代を抑える。
縫い代よりも生地端からの縫い幅が、広くならないよう注意してください!
★④で縫い合わせた際の縫い止まり部分は、糸が切れたりほつれた際にすぐに裂けてしまわないよう何度か返し縫いをし、補強しておくと便利です!
⑦袋口を1cm、2cm幅の3つ折りにし、アイロンで抑える。
★縫い代が本体よりも外側にはみ出してしまう場合、生地端を内側に入れ込むよう調整しながら、アイロンをかけてください。
⑧ ⑦で折った端の部分を直線で縫う。
★紐を通す部分なので、使用時に紐を引っ張る力でほつれ易くなるのを防ぐため、縫い始めと終わりは、しっかりと返し縫いをしてください!
⑨紐を通す。
写真を参考に、紐を通してください。
紐の長さは、袋を全開まで伸ばした状態での余剰分をお好みで調整してカットし、端を結びます。
★お好みで結び目にループエンドを付けると、アクセントにもなり、結び目がほつれにくくもなるのでお勧めですよ!
⑩コップ袋(裏地なし・マチあり)の完成です!
★③の工程で、5cm折り返した部分がしっかりとマチになっています!
裏地なし・マチありのコップ袋の簡単な作り方をご紹介しました。
マチを付ける作業は特別に難しいことはなく、折り返して縫うだけの工程で完成時にその部分がしっかりとマチになる仕組みでした。
折り返す幅を変えることでマチの深さも変わるので、用途に応じてのアレンジの応用もしやすいかと思います。
更に、下記でサイズのアレンジ方法もご説明しますので、保育園・幼稚園・小学校のサイズ指定や用途に応じてアレンジも楽しんでみてください!
コップ入れ巾着袋でサイズ変更の場合のアレンジ方法!
まとめ
入園・入学準備では、保育園・幼稚園・小学校からの指定があったり、他にも様々な準備があり、お店などに依頼することも可能ですが、意外とコストがかかるのものですよね。
できれば手作りで自分好みで、さらにコストも抑えたい…という場合でも、マチ付きなど少し特殊な仕様があると、敬遠してしまうこともありますよね。
今回の作り方を読んで、意外と簡単!と感じていただけたら、ぜひ手作りの入園・入学グッズ作りに挑戦してみてください。
手作りで何個か作っておくと、いざというときの代用や洗い替えのストックもでき、忙しいお母さんたちが慌ててお洗濯する必要も減るかと思います。
手芸屋さんへ行ってお好みの生地を選んだり、紐の色合わせを考えたりすることも、手作りの楽しさの1つですし、お子様と一緒に選ぶのもより楽しいかもしれません!
この機会に、自分好みのオリジナルのアイテムで、より楽しい通園・通学生活を過ごしてみませんか!