朝の忙しい時間の中で、保育園や幼稚園に通う子どものためにお弁当を作るのは大変です。
子ども用のお弁当は中身も少なくて済みますが、それはそれでおかずに悩んだりもしますね。
保育園・幼稚園で食べるお弁当のおかずを、簡単に作れたら嬉しいと思いませんか?
今日は、そんなママたちの要望に応え、簡単に出来るお弁当のおかずについてご紹介しましょう。
この記事では、
・簡単に出来る保育園・幼稚園のお弁当のおかず
・小さなお弁当箱への上手な詰め方
・子供にお弁当を喜んでもらうアイデア
などについて詳しくお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
保育園のお弁当のおかずを簡単に作りたい!おすすめ5選!
保育園児・幼稚園児のお弁当におすすめの、簡単なおかずをご紹介しましょう。
レシピも付けておきますので、参考にしてみてくださいね。
カボチャの茶巾絞り風
保育園児のいる我が家でよく作る、簡単なお弁当のおかずです。
前日の夕食で作ったカボチャの煮付けを使うので、手間いらずですよ!
レシピらしきものはありませんが、一応作り方を記しておきましょう。
① カボチャの煮付けを1~2切れ用意し、小さな器に入れてレンジで温める。
② 1を荒く潰して、ラップで茶巾絞りにする。
③ 出来上がった茶巾絞りに、ゴマなどを振りかければ完成!
工程は、たったこれだけです。
一からカボチャを調理するわけではないので、驚くほど簡単に出来上がりますよ。
ポイントとしては、煮物を甘めにしておくと子どもが喜びます。
カボチャを潰した時に、砂糖や蜂蜜を加えてもいいですよ。
すりごまを加えて混ぜるのも、風味がよくなっておすすめです。
我が家では、遠足などで持ち歩くお弁当には、傷みが気になるので玉子焼きを入れません。
カボチャの茶巾絞りは彩りが心配な時に、玉子焼き代わりに重宝するお弁当のおかずでもあります。
豆腐入りハンバーグ
作り置きにおすすめなのが、レンジで出来る簡単な豆腐入りハンバーグです。
卵を入れないので、アレルギー持ちの子どもでも食べられます。
このおかずのいいところは、ポリ袋1枚で片付けも簡単なことです。
すべての材料を袋に入れ、揉み込むだけで作ることが出来るのです。
【材料】
- 鶏ミンチと豆腐各200g、
- パン粉150ml(カップ3/4)、
- 調味料としてごま油を大さじ1、
- 塩少々です。
【作り方】
① 材料、調味料をすべてポリ袋に入れ、しっかりと混ぜる。
② 1のタネを耐熱皿に絞り出し、スプーンで軽く形作る。
③ ふわっとラップをかけて、5~6分加熱して完成!
アレンジとして、粗みじんにしたレンコンや、彩りよくするために枝豆を加えるのもおすすめです。
レンコンを加える場合には、あらかじめ少し加熱しておいた方がいいでしょう。
かまぼこの梅肉はさみ
こちらも、かまぼこと梅干さえあれば出来る、超簡単なお弁当のおかずです。
ピンクのかまぼこを使えば、お弁当の彩りもよくなりますよ。
① 梅干しは種を取り除き、叩いておく。
② かまぼこの端0.5cmくらいのところに、少し切り目を入れる。→この切れ目に梅を挟むので、板のところまで切らないように!
③ 2の切れ目からもう0.5cm程の部分に、今度はしっかりと包丁を入れる。かまぼこを板から外す。→これで、スリットの入ったかまぼこが一切れ出来ることになります。
④ 1で用意しておいた梅肉をかまぼこに挟んで完成!
保育園・幼稚園のお弁当のおかずにも、ちょっとしたおつまみにもなる簡単メニューです。
スリット入りかまぼこの厚さは、好みで変えてくださいね。
簡単おでんグラタン
もし前日がおでんなら、タネをいくつか取り置いておきましょう。
それをマヨネーズで和え、パン粉や粉チーズを振って焼けば、和風グラタンに早変わり!
前日の取り置きで出来る、美味しいのに簡単なおかずです。
個人的には、じゃがいもがおすすめです。
マヨネーズと和風のおでん味は、意外によく合うのです。
簡単なので、ぜひお試しくださいね。
このおかずを作る場合には、注意が一つあります。
おでんなので汁気があるかと思いますが、なるべく入らないようにしましょう。
お弁当を傷ませる原因になります。
魚肉ソーセージの磯部揚げ
こちらも、魚肉ソーセージさえあれば簡単に出来るおかずです。
保育園・幼稚園のお弁当なら、ソーセージ半分くらいで十分でしょう。
【材料】
- 魚肉ソーセージ(1/3本~1/2本)
- 片栗粉と小麦粉各小さじ1程度
- 水小さじ2~3程度
- 青のり
【作り方】
① 魚肉ソーセージは斜め切りにする。→生でも食べられますので、太めのカットでも問題ありません。
② 片栗粉と小麦粉を水で溶き、青のりを加えて混ぜる。→衣の固さはお好みで。ガリッとした食感が好きなら、固めの衣にするといいでしょう。
③ 1を2に付けて揚げれば完成!→衣がカリッとなれば引き上げ時です。
アレンジとして、青のりではなくカレー粉を加えてもいいですね。
その時は、ケチャップを添えてあげても。
お弁当に詰めるとどうしてもシナシナになってしまいますが、味はしっかりしているのでおかず向きですよ。
以上、私も作るお弁当のおかず5品を紹介させていただきました。
何か気になるおかずは、あったでしょうか。
まるでパズル!?保育園のお弁当はどういう詰め方がいい?
保育園児・幼稚園児のお弁当箱って、とても小さいんですよね。
用意するおかずは少なくてよくても、スペースが狭くて詰め方に頭を悩ませることもあります。
保育園児・幼稚園児の小さいお弁当は、どうやって詰めると上手くいくのでしょうか?
こちらでは、その方法をご紹介しましょう。
詰め方1:サイズの大きなものから詰めるといい!
おにぎり、ハンバーグ、卵焼き、ブロッコリー、プチトマト。
こんなお弁当があったとしましょう。
これを元に、具体的なお弁当の詰め方を見ていきましょう。
まず一番に詰めるべきは、一番サイズの大きいおにぎりでしょう。
保育園児・幼稚園児のお弁当なら、小さめのおにぎりが2つくらいになるはずです。
お弁当箱を横にして、左側から詰めていくのがやりやすい詰め方です。
一番左に、まずはおにぎりを置きましょう。
ベタッと置くのではなく、少し立てるように置くのも、お弁当をきれいに見せる詰め方のテクニックなんですよ。
おにぎりの次に大きなものは、ハンバーグでしょうか。
これを、おにぎりに這わせるような形でお弁当箱に詰めます。
おにぎり横のスペースを上下に区切るイメージで、どちらかにまとめて入れるといいでしょう。
その次は、玉子焼きです。
ハンバーグと同じ、おにぎり横のスペースに詰めます。
ハンバーグと玉子焼きはどちらが上でも下でも構いません。
そうすると、残るはお弁当箱右のスペースですね。
こちらには、彩りとなるブロッコリーとプチトマトが入ります。
おかずの中でも小さめのサイズなので、余った隙間に入れるという感覚になります。
隙間を作らないのも、保育園児・幼稚園児のお弁当をきれいに見せるコツなのです。
詰めるおかずの形によっては、小さな隙間が出来てしまうこともあるでしょう。
そういう時は、小さなおかずをばらけて配置するのも上手い詰め方ですよ。
詰め方2:衛生面にも気を配る
お弁当を見映えよく詰めることも大切ですが、一番に気に掛けないといけないのは衛生面です。
特に遠足に持って行くお弁当などは、長時間屋外に放置される恐れがあります。
食中毒の要素は、可能な限り取り除いておかなくてはなりません。
【素手で触らない】
保育園児・幼稚園児のお弁当に限らず、お弁当に詰める物には素手で触れないことです。
いつもの食事では、ぱっと手を使ってやってしまうことも、お弁当の時はお箸を使って行いましょう。
おにぎりを作る時もそうです。
つい手で握りたくなってしまいますが、面倒でもラップを使って握りましょう。
素手で触れないだけでも、食中毒のリスクはかなり防げます。
【プチトマトのヘタは取る】
お弁当の彩りの定番であるプチトマトですが、そのへたには雑菌がたくさんいます。
赤と緑がプチトマトのいいところですが、へたは取っておきましょう。
へたを取った上でよく洗い、水気を拭きとってお弁当に詰めます。
子供が食べにくいようなら、代わりにピックを挿しておくといいでしょう。
市販のピックには、プチトマトのへたの形をしたピックもありますよ。
彩り以外にへたは必要ないので、そういうものを活用するといいでしょう。
子供もニコニコ!保育園のお弁当を喜んでもらうアイデア3選!
保育園・幼稚園のお弁当を子供が喜ぶものにするには、一体どうすればいいのでしょう?
キャラ弁が好きな子もいますが、かなりの手間が掛かりますね。
なるべく手間を掛けず、かつそれなりに喜んでもらえるお弁当のアイデアをご紹介しましょう。
海苔でデコる
キャラクターの色や形を考えて、おにぎりを作るのは大変です。
普通におにぎりを作って、それを喜んでくれるなら簡単でいいですよね。
普通のおにぎりじゃ少し味気ないので、海苔を貼りつけてデコレーションしてみましょう。
海苔を可愛い形に切らなくても、海苔パンチを使えば簡単にいろいろなパーツが作れますよ。
100円ショップでも、スマイルマークやお花など、様々なモチーフの物を見掛けます。
パンチで海苔を型抜きし、それをおにぎりに貼りつければ完成です。
たったこれだけでも、子供の喜ぶお弁当に大変身です!
ピックを活用する
ピックを挿すと、お箸やフォークで食べにくいおかずが食べやすくなりますね。
しかし、ピックの役割はそれだけにあらずなんです。
お弁当を詰めていると、全体的に彩り不足になることがあります。
これを救ってくれるのが、カラフルなピックなのです。
色の付いたピックを挿し込むことで、食材で出し切れなかった彩りをプラスすることが出来ます!
他のおかずを詰める隙間がない時にも、こうやって彩りを足すといいでしょう。
また、好きなキャラクターのマスコットが付いたピックは、子供も大好きです。
味のみでなくそういう部分も含めて、子供の喜ぶお弁当になればと思いませんか?
保冷材の代わりに…
気候のいい時には、お弁当の傷みが気になりますね。
保冷剤を入れてお弁当を持たせるのもいいのですが、こんなアイデアはいかがでしょうか。
我が家では、プチゼリーを凍らせたものを、2個ほど一緒に入れておきます。
保冷材代わりにもなりますし、デザートとして子供が食べる頃には解凍もされていて一石二鳥です。
実家の母は、凍らせた缶詰フルーツ(小分けにして冷凍しておく)を入れていました。
母より受け継いだ、お弁当の知恵ですね。
まとめ
息子の通う保育園は給食なので、お弁当はほとんど作りません。
年に2度ある遠足の時と、何らかの理由で給食センターが休みになる時くらいです。
それはそれで助かるのですが、いざ詰めるとなると、慣れていない分手際も悪くなってしまいます…。
そんな私のお弁当作りのモットーは、とにかく手軽で、出来れば子どもが喜んでくれることです。
今回ご紹介したお弁当のおかずは、どれもよく作るものです。
特に豆腐のハンバーグは、汚れ物が少なくて洗い物も減るので、夕食にも登場するおかずです。
混ぜ込む具材やタレによってバリエーションも豊富になりますし、何より簡単なのでぜひ挑戦してほしいと思います。
お弁当作りは、とにかくママたちにとって大変な仕事です。
それでも、ちょっとの工夫で子供が喜んでくれるなら、これ以上嬉しいことはないですよね。