赤ちゃんの必須アイテムとも言えるベビースタイ(よだれかけ)。
よだれの多いお子さんだと、1日に何枚も交換する必要がありますね。
わが家でも息子がよだれの多い子だったので、ベビースタイにはとってもお世話になりました。
ベビースタイは、毎日のお洗濯も大変です。
洗い替えを考えると、ある程度の枚数をストックしておきたいものですが、意外と市販のものをたくさん購入するとなるとコストのかかるアイテムでもありますね。
そこで今回は、簡単に手作り出来るハンドメイドのベビースタイをご紹介したいと思います。
ハンドメイドのベビースタイに必要な材料!
- お好みのWガーゼ生地(表・裏用2枚)
- 吸水性を増したい場合は、表裏生地の間に挟むガーゼ生地やタオル生地をご用意してください。
- プラスナップ
印刷不要!コピー用紙と定規でベビースタイの型紙を手作り!
① まず、コピー用紙に写真のように印をつけ、2枚を貼り合わせます。
② 貼り合わせた紙を半分に折り、写真に記載したサイズの長方形に切り出します。
更にそれぞれの位置に定規で直線を引いてください。
③この直線を基準に、曲線を書き込みます。
この曲線はあまり厳密にせず、大体で引いても仕上がりに大きな支障はないので、構えすぎず緩やかな曲線をイメージして引いてみましょう!
ポイント
ただし、あまり急な曲線にするとカーブを縫うときや、形を整える際に少し難易度が上がってしまうので「緩やかな曲線」を意識してみてください。
④ 曲線に沿って切り落とし、型紙の完成です!
切り落とすときに、③で引いた曲線を整えるように、滑らかなカーブに切り落とすイメージでカットすると型紙の仕上がりが綺麗になります!
ベビースタイ(よだれかけ)の簡単な手作り方法をご紹介!
① 生地を裁断する。
ガーゼは重ねて、一気に裁断することで時短に!
写真では間に挟む無地のガーゼも重ね、3枚まとめて裁断しています。
注意ポイント
タオル地を使用する場合には、厚みでズレやすいのでタオル地のみ別に裁断してください。
② タグや飾りを縫い付ける。
お好みでタグ等を付ける場合は、この段階で縫い付けます。
★今回は、プリントタグを縫い付けました。
③ 生地を重ねてマチ針で固定する。
表裏生地を中表に合わせ、その上から、間に挟む生地を乗せます。
写真では下から、裏生地、表生地、あいだに挟む生地の順に重ねています。
注意ポイント
あいだに挟む生地を、この段階で真ん中に重ねてしまうと、完成時に挟むはずの生地が表面に出てしまうので注意してください!
④ 返し口を残してグルリと周囲を縫う。
今回は、返し口を8センチにしていますが、返しやすさに合わせて調整してください。
表に返すときにほつれやすくなってしまうので、縫い始めと終わりはしっかり返し縫いをしてください。
⑤ カーブ部分に切り込みを入れる。
切り込みを入れることで、表に返したときの生地の重なりを減らし、カーブを綺麗に出しやすくなります。
ポイント
ガーゼは繊細な素材のため、縫い目ギリギリまで切り込みを入れてしまうと、ほつれやすくなってしまうので、縫い目から2ミリほど間隔を開けるようにしてください。
⑥ 返し口部分の縫い代を割る。
アイロンで縫い代を開くように割って押さえます。
このひと手間で、表に返した際に返し口の縫い代を合わせるとき楽になります!
⑦ 返し口から表に返し、形を整えアイロンをかける。
カーブ部分は、内側から指で押し出すようにして整えましょう。
あまり強く力を加えるとガーゼが裂けてしまうので、優しく取り扱ってください!
⑧ 周囲を1周縫い、返し口を閉じる。
ミシンでグルリと1周縫って返し口もついでに閉じることで、手間を軽減していますが、手縫いのコの字縫いで閉じても構いません。
ミシンで1周縫うことで、お洗濯での型崩れ防止にもなります!
ミシンで縫う場合には、返し口の縫い代をしっかり縫い込めるよう、縫い幅は端から5ミリ以内にしてください。
★お肌が敏感で縫い目の摩擦が気になる場合には、手縫いでの作業をおすすめします!
⑨ プラスナップを付ける。
目打ちで穴を開けます。
端から1センチくらいの位置を目安にお好みで調整してください。
首の部分の先端2枚を重ね一緒に穴を開けることで、左右のズレを防ぎ時短にもなります!
参考
プラスナップは専用のハンドプレスを使用するものが主流ですが、手芸店ではハンドプレスがなくても取り付けられるワンタッチタイプの物も販売されているのでお好みでご用意ください。
⑩ ベビースタイ(よだれかけ)の完成です!
注意ポイント
Wガーゼは、赤ちゃんの肌に優しい繊細な素材なので、表に返したり縫う際には優しく取り扱いましょう!
針が古く先が潰れていると、ガーゼの繊維を巻き込んで生地を痛めやすいのでご注意ください。
ベビースタイを1つの柄ではなく切り替えをつけてアレンジする作り方!
型紙の土台に切り替えたい部分の線を書き込み、切り離します。
そこに、写真の図のように縫い代を加えそれぞれ縫い合わせて1枚の形に仕上げます。
手順②以降は同じ工程で製作します。
★間に挟む生地はタオルを用いると吸水性は増しますが、重さが出てしまうのでお好みで生地を調整してください。
★お洗濯の際は干す前に手でシワを伸ばすように形を整えると、乾燥後の型崩れを軽減できアイロンの手間を省くことができるので、干すときのひと手間をおすすめします!
まとめ
ハンドメイドのベビースタイの作り方をできるだけ簡単に、印刷も不要で型紙準備からご説明しました。
さらに、お好みの生地で端切れはガーゼハンカチ作りなどに使うと、無駄も少なく節約できるのでおすすめです。
また、間に挟む生地を調整することでお子様のヨダレの量や、使用状況に合わせてアレンジができ、意外と長持ちもします。
購入するよりも安く仕上がりますし、たくさん作っておけばお洗濯を毎日しなくても安心して使えるかと思います。
お気に入りの生地で前述したアレンジ方法も試しながら、様々なデザインのオリジナルスタイをぜひ、お試しいただきたいです。