新生児の日々はほとんどが睡眠で占められています。
そのため、快適な睡眠環境を整えるためには、新生児専用の寝具が非常に重要です。
新しいベビー布団を手に入れたものの、「すぐに使って大丈夫？」と迷うことは誰しもが経験するものです。
一般に、新生児の衣服やガーゼなどは購入後、最初に水洗いすることが推奨されています。
では、寝具はどうでしょうか？大人の寝具とは異なり、新生児用の寝具は準備するアイテムが多く、その準備方法についても戸惑うことが少なくありません。
この記事では、新生児用寝具を準備する上でのポイント、その洗い方や干し方、さらにはおすすめの寝具商品についてご紹介します。
ベビー布団の水通しの必要性
新しい衣服や寝具を買ったら、最初に何をしますか？
多くの人が新品を購入した衣類やタオルを、最初に使う前に一度洗うことを選びます。
その背景にはどんな理由があるのでしょうか。
実は、新品の衣類やタオルには、陳列時に鮮やかに見せるために糊が施されていることが多いのです。
この糊が残っていると、吸水性が損なわれ、汗をきちんと吸い取ることができません。
水で洗うことで、この糊を落とし、本来の吸水性を取り戻すことができるわけです。
特に、汗っかきの赤ちゃんが使用する寝具の場合、事前に水通しをしておくことで、赤ちゃんの汗をしっかりと吸収し、快適な眠りをサポートします。
しかし、水通しのメリットは快適性だけに留まりません。
新しい大人の衣類に含まれることがあるホルムアルデヒドは、しわ防止や縮み防止のために使われることがあります。
便利に思えるこの化学物質ですが、赤ちゃんの敏感な皮膚や呼吸器に触れると、炎症の原因となることがあります。
赤ちゃん用品には基本的にホルムアルデヒドは使用されていませんが、他の衣類や家具からの移行を完全に防ぐことは難しいです。
そのため、寝具を水洗いすることで、ホルムアルデヒドを取り除き、より安全な睡眠環境を赤ちゃんに提供することができます。
ベビー布団はどこまで水通しすべき？
赤ちゃん用の寝具を手に入れたとき、その多くのアイテムに驚くこともあるでしょう。
特に、大人の寝具とは違い、さまざまな部品がありますが、一体どれを洗うべきなのでしょうか？
通常、赤ちゃん用寝具セットには「掛け布団」「掛け布団カバー」「敷き布団」「敷き布団カバー」「キルトパッド」「防水シーツ」といった6つの基本アイテムが含まれています。
時には「枕」がセットに加わることもありますね。
水通しが必要なのは、赤ちゃんの肌に直接触れる「掛け布団カバー」「敷き布団カバー」や、使う場合の「枕」、そして汗を吸う「キルトパッド」です。
「キルトパッド」は直接肌に触れないものの、汗吸収のために、その吸水性を高める水通しが必要とされます。
また、季節に応じて、新しい毛布や薄手のケットを追加する場合も、これらも洗っておくと良いでしょう。
ベビー布団水通しの洗い方と乾かし方
寝具の水洗いには、大きく分けて「手洗い」と「洗濯機での洗い」の2種類があります。
手洗いをする場合は、最初に十分な大きさの洗面器やバケツに、水かぬるま湯を用意します。その中で寝具を優しくもみ洗いし、糊を落とします。
もみ洗いの後は、糊が残らないようにしっかりと水ですすぎをしましょう。
洗濯機で赤ちゃん用品を洗う場合、洗剤を使わずに「手洗いモード」や「デリケート」設定で洗うことがステップの一つです。
洗濯機の内部が清潔であることも非常に重要です。
洗濯槽に残るカビや汚れは、洗濯物に移ってしまう可能性があり、赤ちゃんの敏感な肌にはカビがアレルギーや喘息を引き起こす原因となることがあります。
そのため、赤ちゃん用品を洗う前には洗濯槽の定期的な掃除が必要です。
洗濯後の乾燥は、速やかに行うことがカギです。
洗濯物を湿った状態で放置すると、カビや不快な臭いの原因になりやすく、乾燥に時間がかかるほど細菌やカビの繁殖リスクが増します。
理想的には、晴れた日に太陽の下でさっと乾かすのがベストですが、季節によっては外干しによる花粉や虫の問題が心配されます。
外干しを避けたい場合は、家の中で日当たりと風通しが良い場所を選んで干しましょう。
乾燥スペースが限られている、または急いで乾かしたい場合には、洗濯物を数日に分けて干すのも一つの方法です。
ベビー布団の水通しはどこまでするべき？まとめ
出産の日が近づくと、準備のための忙しさは確実に増します。
赤ちゃんの寝具を準備することは、小さなアイテムでも意外と手間がかかる作業です。
妊娠の後期になると、この準備がママにとっては特に大きな負担となることもあります。
このような時期には、自分の体を第一に考え、家族の援助を積極的に求めることが重要です。
家族みんなで協力しながら、出産に向けて赤ちゃんを迎える準備をすることが、これからの新しい生活のスタートにおいて大切になります。
